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「山川異域, 風月同天」

大家好!皆さんこんにちは、オンライン中国語教室ネットチャイナの左です。
中国語の文章を皆さんにお届けしますので、中国語の勉強に役に立てれば嬉しいです!
では、今日の文章をご覧になってください。

2月17日,日本国驻华大使馆官方微博收到数千条中国网友的暖心留言。在日本政府第五趟包机再次将一批日本各界捐赠的支援物资运抵武汉的消息下,中国网民写下了这样的“劝返”留言:“别送了,自己留点吧” “反倒开始担心你们了,你们还要开奥运会呢”“谢谢,希望你们也赶紧采取措施应对可能来临的疫情”……
 
当前,中国人民正万众一心,全面投身新冠疫情防控战。许多国家、国际组织通过各种方式表达对中国的支持,日本也是其中的支援者之一。
 
 現在、中国国民は皆が心を一つにして、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する闘いに全面的に身を投じている。多くの国々や国際組織が様々な方法で中国への支持を表明している。日本もそうした支援国の1つだ。

 

连日来,日本政府紧急调拨口罩、防护服、护目镜等疫区紧缺的物资装备,通过包机运往武汉。东京、大分、熊本等日本地方政府也不惜动用应急储备,日本企业纷纷慷慨解囊,友好团体和普通民众踊跃献爱心,对中国人民抗击疫情提供宝贵支持和无私援助。一位14岁日本女孩身着红色旗袍站立在初春的寒风中,一次次鞠躬为中国募捐的身影打动了中国亿万网友的心。

 
 日本政府は連日、マスクや防護服、防護ゴーグルといった感染エリアで非常に不足している物資を緊急調達し、チャーター機で武漢に輸送している。また東京都や大分県、熊本県などの地方自治体も惜しむことなく緊急時用の備蓄物資を放出し、日本企業も次々と義援金を寄せ、友好団体や一般市民も積極的に支援し、新型肺炎と闘う中国国民に貴重なサポートと私心のない援助を提供している。ある14歳の赤いチャイナドレスを着た日本人の少女が初春の寒風の中、何度もお辞儀をしながら中国のために義援金を募った姿は、中国の無数のインターネットユーザーの心を動かした。

 

“日本雪中送炭,展示了对困境中邻国的善意与人道主义关怀,得到中国各界的充分肯定。也折射出,中日之间是休戚与共、无法切割的利益共同体。中日地缘相近,往来频密,面对中国疫情,日本无法隔岸观火、独善其身。” 中国社科院日本研究所所长杨伯江对人民网记者表示。

 
 中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は人民網の取材に対し、「雪中に炭を送った日本は、苦境にある隣国に対する善意と人道主義の思いやりを示して、中国各界から高く評価された。これは中日が苦楽を共にし、切り離すことのできない利益共同体であることを反映しているともいえる。中日は地理的に近く、その往来は密であり、中国の感染状況に対し、日本は対岸の火事と捉えて、自国の事のみを考えることはできない」とした。
 
如今,停泊在横滨的“钻石公主号”游轮上已经确诊542例新冠肺炎病例,日本本土也出现了与中国无直接关系、且不知感染途径的病例,有出租车司机在接受采访中间接到确诊通知……日本厚生劳动大臣加藤胜信15日在记者会上称,目前情况“已经发生变化”,新冠肺炎已在事实上开始在日本流行。加之7月即将举办的东京奥运会,日本疫情令人担忧的程度已仅次于中国。

 

 すでに、横浜に停泊するダイヤモンド・プリンセス号では542人の新型コロナウイルスへの感染が確認されているほか、日本本土でも中国と直接関係がなく、感染経路が不明な感染者が確認されている。あるタクシー運転手は取材を受けている時に感染が確認された通知を受けた。日本の加藤勝信厚生労働相は15日の記者会見で、「これまでと状況が異なっている」と述べた。日本では事実上、新型コロナウイルスによる肺炎の流行がすでに始まっている。加えて、7月には東京五輪が開催されるため、日本は中国に次いで懸念される感染状況にある。
 
至念道臻,寂感真诚。面对此时到达武汉的物资,在中国人民的感谢中,增添了对施助者感同身受的担忧,以及善意的劝告。这些写满了“请照顾好自己,等樱花盛开”等细腻温柔情感的句子,承载了中国人民对日本真诚帮助的贴心回应。外交部发言人耿爽指出,尽管当前中国国内疫情形势依然严峻,但我们愿在努力抗击本国疫情的同时,进一步同日方分享信息和经验,并根据日方需要,积极向日方提供力所能及的支持和帮助。事实上,双方已经着手开展这方面的具体工作。
 
 私心無き心で人に接すれば、自ずと相手に真心が伝わる。この時期に武漢に寄せられた物資を前にした、中国国民の感謝の言葉の中には、日本側を我が事のように感じて心配する善意の忠告も添えられていた。「自分のことも気を付けて、桜の花が満開になるのを待とう」といった細やかで優しい気持ちに満ちたこうしたメッセージは、日本の心からの支援に対する中国国民の心のこもった返事と言える。外交部(外務省)の耿爽報道官は、「現在もなお中国国内の感染状況は厳しいが、我々は自国の新型肺炎との闘いに力を注ぐのと同時に、日本側と情報や経験をさらに共有し、かつ日本側の必要に基づき可能な限り支援したい。実際、双方はすでにこの方面における具体的な取り組みに着手している」と述べた。
 

“疫情正让中日体会彼此距离有多近。”杨伯江指出,事实证明,自然灾害、公共卫生危机等不幸事件,往往能从促使中日不断加深对彼此距离有多近、关系有多密切的认识。2008年中国汶川大地震、2011年东日本大地震时都是如此。最重要的是,中日在灾难面前守望相助、吴越同舟,能促进两国通过“互助体验”的不断积累,实现国民感情的良性互动,夯实关系改善的社会民意基础。

 
 「新型肺炎との闘いによって中日は、互いの距離がどれほど近いのかを身をもって知りつつある」とした楊氏は、「事実が証明しているように、自然災害や公衆衛生上の危機といった不幸な出来事は、しばしば中日に互いの距離がどれほど近く、関係がどれほど緊密であるかという認識を深めさせている。2008年の四川大地震や2011年の東日本大震災の時もそうだった。最も重要なのは、中日が災禍を前に『呉越同舟』という言葉にあるように、互いに見守り助け合い、『互助体験』を積み重ね続けることで、国民感情の優れた相互作用を実現し、関係改善を支える民意の基礎を固める後押しとすることだ」と指摘した。
 
2月17日晚,外交部发言人华春莹在其英文推特上发布了日文贴文,写道:“我们关注着日本国内的新型肺炎感染情况,我们跟大家感同身受。中国在与病毒抗击的同时,将把信息和经验与日本共享,尽一切可能提供帮助。中日双方已在相关领域开展合作。”此外,她还发布了一张毛笔字书写的“一衣带水,守望相助”的照片并附上这句话的日文解释:我们作为一衣带水的邻国,有需要的时候要相互帮助。

 

 外交部の華春瑩報道官は17日夜、自らの英語版ツイッターアカウントに日本語で、「私たちは日本国内の新型肺炎の感染状況を注視し、日本の皆さんと同じ気持ちでいます。中国はウイルスとの戦いに取り組むと同時に、情報と経験を日本側と共有し、できる限りの支援を提供していきます。双方はすでに関係分野における協力に着手しました」と投稿した。また「一衣帯水 守望相助」と筆で書いた画像に「一衣帯水の隣国として、何かあればお互いに助け合いましょう」と日本語で説明を加えた。
 

疫情没有国界。“山川异域,风月同天”“同舟渡海,中流遇风,救患若一,所忧同也”,来自中国古籍的这两段话,是当前中日关系的真实写照。在共同的疫情面前,中日守望相助、患难相扶,共待樱枝春满、山川无恙。

 

 ウイルスに国境はない。「山川異域, 風月同天」(別の場所に暮らしていても、自然の風物はつながっている)や、「同舟渡海,中流遇風,救患若一,所憂同也」(同じ船で海を渡り、途中で波風に遭えば、誰もが同じことを心配しているので、皆が一致協力する)といった中国の古典に由来する二つの言葉は、現在の中日関係の真実の姿を描写していると言えるだろう。新型肺炎という共通の感染状況を前に、中日は互いに見守り、苦難の中で助け合って、共に桜の木々に花が咲き誇り、山も川も穏やかな春の訪れを待っている。

转载自人民网日文版

以上は今日の中国語コラムでした。
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では、再见!